二階堂 吉四六(きっちょむ)は日本の大分県で作られているむぎ焼酎で、そのすっきりかつまろやかな味わいで多くのファンに愛されています。焼酎が苦手という方でも飲める、クセのない味でシンプルな割り方でも美味しく飲めます。この記事では、吉四六の基本情報から瓶と壺の違い、おすすめの美味しい飲み方、さらには購入できる場所など詳しく解説します。吉四六について詳しく知りたい方や、これから試してみたいと考えている方にとって、有益な情報をお届けします。
吉四六とはなに焼酎?味わいや特徴を解説
吉四六(きっちょむ)は、慶応2年(1866年)創業の老舗蔵に作られたむぎ焼酎です。二階堂酒造の銘柄である「大分むぎ焼酎 二階堂」をじっくりと熟成させており、その香りは華やかさと芳醇さを持ち合わせています。
吉四六は「瓶」または「壺」に詰めて長期間熟成させるのが特徴です。そして実は壺の吉四六の文字はすべて職人による手書きで作られており、1つとして同じものは存在しません。壺の生産が追いついていない問題もあり、近年(2024年8月4日現在)では壺のほうが品薄になっていますね。
もし壺タイプの吉四六が安く売られていたらすぐに買ったほうがいいかもしれません。
吉四六の味わいの特徴
吉四六はすっきりとした口当たりのよさでするするっと飲めるのが特徴です。
他のお酒と比べてまろやかな味わいと言われており、悪酔いしないという話もよく出ており、その飲みやすさがわかります。
吉四六はどんな割り方でも合うので、水やお茶割りから、人によってはオレンジジュースやカルピスなどで割る人もいます。
焼酎を飲み慣れていない人で「これから焼酎も飲んでみたいな…」場合は、まずは吉四六を飲んでみると良いですよ。僕もスナックなどでキープボトルをする時はよく吉四六を入れていますが、悪酔いしにくいのでおすすめです。
「吉四六」という名前の由来
ちなみに「吉四六(きっちょむ)」という名前って独特だと思いませんか?
なぜ吉四六という銘柄になったのか?気になる方のために由来を調べてみました。実は吉四六という名前の由来とされる「きっちょむさん」は大分県大野郡野津町に実在した人物であり、酒造業を営んでいた「初代広田吉右衛門」であるとされています。
きっちょむさんは「おどけ者」のひとりで、おどけ者とはわざとふざけたり、滑稽なことをしたり、愚かな一面も持っている人のことですね。きっちょむさんはそのおどけ者だったのです。ちなみにきっちょむさんに関する話は非常に多いのですが、これらの多くは近年の創作だと言われています。
きっちょむさんは色んな昔話に登場するので、絵本をよく読んでいた人なら知っているかもしれません。
このきっちょむさんが大分県に生まれ、数々の奇言・奇行を残したことから二階堂酒造の最高級酒にその名を冠したと言われています。
ちなみに大分県には「吉四六ランド」と言われる観光スポットがあり、お酒だけでなく地域全体に親しまれているのがわかります。
【2024年】吉四六の壺も瓶も品薄なのはなぜ?
近年、吉四六の人気が急上昇しており、特に壺入りのものは品薄状態が続いています。一度で購入できる数も限られていたり、ネットの相場も上がってきています。
これは壺タイプの吉四六は製造過程が手間がかかるため生産量が限られていることや、需要の増加によるものです。
特に贈り物としての需要が高まっていることも一因です。
吉四六をできるだけお得に買うにはネットの比較サイトを上手く使ったり、あるいは最寄りも酒屋などに問い合わせて見るのがいいです。2024年現在ではAmazonにて最も安く買えるようですね。
もし他にも最安値を探してみたい場合は「吉四六 壺」などで探してみてください。
類似品に気をつけて!
吉四六を買う際に気をつけたいのが類似品の販売です。
ネットで吉四六を検索していると、吉四六のような見た目をした違うお酒が表示されることがあります。
例えば以下の商品、パっと見では吉四六にしか見えませんよね。
しかし中身は吉四六ではありません。
よく見ないと騙されてしまう場合があるので、必ず「二階堂吉四六」であるかどうかを確認してから買いましょう。レビューがない場合や、低評価が多く付いているショップは危険なので使わないほうが良いですね。
吉四六の瓶と壺の違い
吉四六といえば、瓶と壺タイプのボトルがあります。
どちらも中身は同じものとなっており、アルコール度数25%となっています。壺タイプの吉四六は手書きの陶器ボトルが有名で、ボトルの文字はすべて一つ一つオリジナルの手書きで作られています。
吉四六の手書きボトルは趣を感じさせてくれるので、飲みきっても捨てずにコレクションする人もいます。
また壺タイプの吉四六はコルクの栓になっており、コルクの栓をすることで熟成が進むので、年月が過ぎることによる味の変化を楽しむことができます。
ただ基本的には味もアルコール度数も一緒なので、デザイン等にこだわりがない場合は瓶タイプの吉四六でも良いでしょう。
吉四六のおすすめの美味しい飲み方
吉四六の美味しい飲み方は様々ありますが、ここでは代表的なものを紹介します。吉四六の味わいや香りを最大限に楽しめるおすすめの飲み方を紹介してみました。
吉四六の水割り|度数は?
水割りは、吉四六の味わいを最もシンプルに楽しむ方法です。
グラス一杯の氷を入れ
- 吉四六:1
- 水:4
くらいの割合で割って飲みましょう。
アルコール度数は約5~7度くらいに調整すれば、口当たりは非常にまろやかになります。水なのでカロリーも低いですし、スッキリしているので悪酔いもしにくいでしょう。
吉四六のお湯割り|度数は?
お湯割りは、冬場などの寒い季節にぴったりの飲み方です。
真冬に居酒屋さんに飲みに行った時に温かいものが飲みたくなることってありますよね。どうしてもお酒は氷を入れて割ることが多いので、冷たい飲み物ばかり飲んでいるとからだが冷えてしまいます。
吉四六のお湯割りなら、からだ全体がポカポカと温まるでしょう。
またお湯で割ることによって吉四六の香りがより一層引き立ち、リラックス効果も期待できます。アルコール度数は水割りと同じく約5~7度前後になります。
吉四六のロック割|度数は?
ロック割は、吉四六のコクと香りをダイレクトに楽しむ方法です。
ロックグラスに氷を入れ、その上から吉四六を注ぎます。
氷を入れて飲むことで、徐々に変わる風味を楽しむことができます。アルコール度数は18~20度程度で、しっかりとした飲み応えがあります。
吉四六の炭酸割り|度数は?
炭酸割りは、吉四六を爽やかに楽しむ方法です。
焼酎グラスに氷を入れ、吉四六と炭酸を1:4で混ぜます。できれば炭酸が強めのウィルキンソン辺りを使っていきたいところですね。
アルコール度数は約5~7度に調整され、スカッと爽快感な味わいが特徴です。
特に暑い季節や食事中におすすめです。
吉四六は二日酔いになりにくい?悪酔いしにくい理由も解説
吉四六は、比較的二日酔いになりにくいと言われています。
お酒には人によって悪酔いしやすかったり、二日酔いになりやすかったりするものがあります。
例えば私だったらワイン、日本酒、いも焼酎が苦手ですぐに酔ってしまいますが、ハイボールとビールならいくら飲んでも悪酔いしません。
その理由は、原料や製造方法にこだわっているため、不純物が少なく、体への負担が少ないことが挙げられます。適量を守れば、次の日もスッキリとした気分で過ごすことができます。
吉四六のボトルキープの値段/相場
吉四六好きなら居酒屋さんやバー、スナックなどでボトルキープするのがおすすめです!ボトルキープとは吉四六のボトルを一本入れて、そのボトルを使って好きな割物で飲むことです。
ボトルキープについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
吉四六のボトルキープの値段は、店舗によって異なりますが、キャバクラなど接待側のお店ほど高くなり、スナック▶バー▶居酒屋の順番で平均価格は安くなります。
ボトルキープは、一定の期間その店舗でボトルを保管してもらうサービスで、飲み会や宴会の際にも便利です。僕(男)はスナックに長時間滞在するタイプなので、ボトルを入れて飲んだほうがお得になります。
お店ごとの吉四六の値段については以下で解説します。
居酒屋の吉四六の値段/相場
居酒屋での吉四六のボトルキープの相場は、約4,000円から6,000円程度です。店舗によってはキャンペーンや特典がある場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
スナックの吉四六の値段/相場
スナックでの吉四六のボトルキープの相場は、約6,000円から8,000円程度です。スナックでは、ボトルキープをすることで長時間滞在する場合や、団体で飲む場合に一人あたりの単価が安くなります。
いずれにせよボトルキープは長時間滞在時にメリットがあるので、吉四六が好きでゆっくりお店に滞在したい場合におすすめです。
吉四六はどこに売ってる?場所や販売店を紹介
吉四六は、大手スーパーや酒屋、オンラインショップなどで購入することができます。例えばスーパーならイオン、あるいはヨドバシカメラなどでも販売している場合があります。
ちなみにイオンではネット販売もしていて、なおかつ楽天リーベイツ経由で購入すると6%のポイントバックがあるのでおすすめです。
イオンネットで買う場合は楽天リーベイツを経由しましょう。
\楽天リーベイツなら6%ポイントバック/
ネットならAmazon、楽天などで買えることが多いです。2024年8月5日時点では楽天で売られている吉四六がネットの最安値のようです。
Amazon | 楽天 |
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¥3,150 | ¥2,342+¥698(¥3,030) |
詳細へ | 詳細へ |
特に壺入りのものは品薄なため、見つけたら早めに購入することをおすすめします。ネットが安いか?店舗購入が安いか?については、場合によっては店舗のほうが定価で買えるので安いこともあります。
価格ドットコムなどには最安値が掲載されているように見えますが、送料が計算されていないので直接サイトを確認する必要があります。
いずれにせよ吉四六は壺の方が希少であり、今後はなおさら手に入りづらくなる可能性があるので、もし定価に近い価格で売られていたら骨董品の価値も見込んで買っちゃってもいいかもしれません。
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