\1日だけの水商売バイト/
「スナックでバイトをしようかな」と考えたときに不安になりやすいのが「見た目」です。
スナックは男性相手の商売なので、容姿に自身がないと接客するのに不安も大きいですよね。「お前ってブスだよな〜」なんて容姿いじりをされたらモチベーションも上がらないでしょう。
しかし、顔やスタイル抜群だったらスナックバイトは楽勝なのか?というと、実際にはそうではありません。なぜならお客さんは「楽しい時間が過ごせるかどうか?」を大切にしている人が多いからです。
そこでこの記事では「スナックバイトは見た目なのか?」について詳しく解説していきます。
スナックバイトは顔?顔じゃない?理由も解説します
\1日だけの水商売バイト/
果たしてスナックバイトは顔に自信がなくても働けるのか?
結論から言えば「余裕で働けます」。
なぜならスナックバイトにおいて見た目は評価の一つではありますが、全てではないからです。その理由について説明していきましょう。
①見た目で変わるのは初対面の印象だけ
見た目が良くて変わるのはあくまで初対面の印象です。例えばスナックで飲んでて可愛い子や美人が働いていたら「あの子、可愛いな」なんて思われることも多いでしょう。
しかし、実はあくまで初対面の印象が良くなるだけで、その後の接客が微妙だったらお客さんが付くとは限りません。実際に若くて可愛いのになぜかお客さんが付かない女の子を見かけたことは多々あります。
つまりお客さんが付かない原因のほとんどは接客(コミュニケーション)にあるのです。
もちろん初対面ですぐに気に入られたり「ねえ、こっち来てよ〜!」なんて言われている可愛い子を見ると、容姿に対してコンプレックスを持ってしまうかもしれません。
しかしスナックは接客時間が長いので「可愛い」だけで場を持たせるのは無理があります。どんなに可愛くてスタイルが良くても会話がなかったり、「私って可愛いんで」みたいな高飛車な雰囲気のキャストにお客さんが付くことはほぼありません。
②対人コミュニケーションが求められる
スナックは対人コミュニケーションが重要視されます。それも一対一だけでなく、時に複数人相手のコミュニケーションが大切になることも。
スナックとキャバクラはどちらも男性相手の接客ですが、スナックではママや他のキャストも含めて会話をすることもあるからです。
容姿はよかったらいいけど、容姿だけですべての評価が決まることはないですね。
スナックは常連さん中心の「居心地の良さを提供するサービス」でもあります。もちろん特定のキャストに会いに行くという目的もありますが、「この店が好きだから来ている」というお客さんを大切にしなければなりません。
お店そのものが好きで来ている場合は、そこで働くママやキャストたちを信頼して来てくれているということです。お客さんがリピートする最大要因はお店全体の雰囲気が良いことです。
実際に顔が良いタイプのキャストよりも、愛嬌やノリの良さでお客さんを獲得している女の子はたくさんいます。「お客さんに楽しんでもらう」という接客ができるキャストこそがスナックで求められている人材と言えます。
③愛嬌の方が見た目よりも大切
お客様がスナックに求めるもので最も重要視されるのが「愛嬌」です。例えばこんな女の子はお客さんがすぐに気に入ってしまうことが多いです。
- よく笑う
- 聞き上手
- ノリが良い
- 気配りができる
など。
聞き上手でよく笑うキャストは男性客にとって「もっと話したい!」と思われる重要な存在なのです。またよく笑うキャストがいると、お客さんや他のキャストも釣られて笑ったりして、コミュニケーションが取りやすくなります。
お客さんも「おい、笑いすぎだからw」とか言いながら、笑ってもらえるのが嬉しいのです。
そうやって場が明るくなっていくことで、お店自体の雰囲気も良くなります。
聞き上手なキャストになると相槌やリアクションだけでずっと男性客がしゃべってることもあります。男性客は楽しければ楽しいほど話す量が増えるので、聞き上手、リアクション上手になることでほとんどの男性客に好かれます。
スナックバイトで容姿に自信がない場合にやるべきこと
スナックバイトをする上で容姿に自信がないのは仕方がありません。
でもそれ以上に大切なことは多々あります。ここからはスナック未経験者にも分かりやすいように、働くために必要な要素をご紹介します。
①業務内容を覚える
第一に大切なのは「業務内容を覚えること」です。
スナックバイトはキャバクラと違って黒服(ボーイ)がいるわけではないので、お客様への料金システムの説明をしたり、時にはお客さんに氷や割り物、ドリンクを用意することもあります。
スナックでは
- 料金システムの説明
- ドリンク作り
- 接客対応
- お会計
- 開店&閉店業務
など覚えることが多々あるので、ママや先輩キャストに言われたことをメモしたり、ひたむきに聞いたり覚えようとする姿勢を見せることで、先輩から信頼を得ることができます。
ちなみに新人が聞いたことに対して親身に対応しようとしないお店はダメダメなので、速攻でやめていいでしょう()
②見た目に最大限気を使う
2つ目は「見た目に最大限気を使うこと」です。
「いや結局容姿かよ」と思うかもしれませんが、顔を変えろという意味ではなく、身だしなみに最大限に配慮するということです。
人は顔そのものを変えることはできなくても、努力によって変えられる部分は大きいです。
例えば
- ダイエットをする
- 肌ケアをする
- メイクを勉強する
- ヘアセットを勉強する
- ネイルをする
など、身だしなみに関する努力をするだけでも初対面の印象は大きく変わります。また最初から可愛い女の子よりも、努力をして変わった女の子のほうがひたむき取り組む姿勢を評価されることが多いです。
つまり身だしなみに関する努力をする過程で内面も磨くことができるのです。
③先輩を立てる
基本的に先輩を立てるスタンスを貫くのが正解です。
スナックバイトをする際に起こりやすいのが先輩との確執です。例えば生意気に見えたり、言葉遣いがなってないなどの理由で新人キャストの扱いが悪くなることもあります。
また、業務内容を知っているからといって指示を仰ぐ前に勝手に動きすぎるのも、あまり良くありません。先輩に教えてもらった内容ならまだしも、自己判断で動きすぎるとチームを乱す存在として見られやすくなります。
先輩を立てるコツとしては
- 「何かやることありますか?」と指示を仰ぐ
- わからないことがあったら先輩に質問をする
- 教えてもらったら「ありがとうございます」とお礼をする
などの社会人としてのコミュニケーションをしっかり取ることです。またお客さんに「君、仕事できるね〜!」と褒めてもらったときも「ママと◯◯先輩がめっちゃ教えてくれるので!」と立てるようにすると波風も起こさず信頼を得ることができます。
常に先輩を立てる意識を持つようにしましょう。
④相手の話を聞く
話題に困ったときでも無理に話そうとせず笑顔で相槌を打つだけでも十分です。
- 「ええ〜そうなんですか!?」
- 「ええ〜すごいですね!全然知らなかった!」
- 「◯◯さん、めっちゃ物知りですよね」
などリアクション上手になることがお客さんから信頼を得るコツです。
また自分のことをあれこれ話しすぎないのもポイント。
特に親しくなる前の段階では自分語りは控えめにしましょう。ある新人キャストは、お客様に聞かれてもいない自身の恋愛話をペラペラと話して失敗した経験があるそうです。
そもそもキャストの恋愛話なんて、その子のことが好きでもない限り聞きたくありません。
「まずお客様を立てる」「プライベートは聞かれた範囲で簡潔に」が接客のコツです。
余計な一言をぐっと飲み込み、相手に安心感を与える聞き上手に徹する姿勢が信頼につながります。
⑤褒め上手
スナックではお客様の気分を良くし、楽しい時間を提供することが何より大切なので、褒め上手は大きな武器になります。
男性は年齢に関わらず誰でも褒められるのが嬉しいものです。入店時や席に着いた瞬間に笑顔で「今日スーツだ!めっちゃ萌えるw」なんて自然に褒めると、お客様は思わず嬉しくなります。
ポイントは心から感心した点を具体的に伝えること。
例えば髪型や服装のセンスを褒めるのは会話のきっかけとして効果的ですし、会話の中での知識や気配りなど内面を誉めると「この子、ちゃんと見てくれてるな」と喜ばれます。
特に男性が褒められて嬉しいのは
- 知識が豊富であること(めっちゃ物知りだね!ねえ、私がバカっぽく見えるからやめてw)
- 優秀であること(絶対仕事できるタイプ!私わかるもん、そういうの!)
- 権力があること(え、もしかして社長さんですか?など)
です。とにかく「男として優秀である」という部分を褒められるのを嬉しくなるので、普段から意識してみると良いでしょう。
また褒め上手になるには、日頃から人の良いところを探す習慣を持つと良いでしょう。
ベテランのキャストは「さすが!」「知らなかった~」「すごいですね!」といった魔法の言葉(いわゆる“さしすせそ”の褒め言葉)を上手に使いこなしています。
例えば常連のお客様に対し「○○さんって本当に博識ですよね」と知性を褒めたところ、照れながらも嬉しそうにさらに話をしてくれたケースもあります。
ただしお世辞が過ぎると不信感を与えることもあるため、現実とかけ離れた褒め方は避けましょう。本当に思っていることを少し盛って褒めるくらいがおすすめです。
⑥全体を盛り上げる能力が高い
お店全体の雰囲気を楽しく明るくできる盛り上げ役の才能は、スナックでとても重宝されます。
自分だけが目立つのではなく、お客様全員が楽しいと感じる空気を作ることがポイントです。
例えば団体席では、話に混ざれていないお客さんに「そちらのお兄さんは歌わないんですか?」と笑顔で提案したり、カラオケを歌っている時に合いの手を入れたりします。一体感が作れるキャストはスナックにおいて高評価を得やすいです。
場を盛り上げるタイプは物怖じしないので、仮に会話が途切れても「静かになっちゃった…しゃべったら負けゲームでもやる?w」などゲームとして盛り上げたりするなんてキャストもいます。
逆にお客様同士が盛り上がっているときは聞き役に回ってニコニコと相槌を打ったり、会話にまざれていないお客さんに話しかけたりと、状況に応じた立ち振る舞いができると最高です。
また、自分たちキャスト同士だけで内輪ネタで盛り上がりすぎないよう注意しましょう。良くないケースではお客さんがわからない内輪ネタばかり話してゲラゲラ盛り上がってしまうことです。
お客さんからすればお金を払っている立場なのにわからない話をされて、挙げ句の果てに「ドリンク飲んで良い?」と言われたら意味がわかりません。
必ずお客様を会話の中心に据えることも忘れないようにしましょう。
⑦相手の話を引き出す
スナックでは会話の主役は常にお客様です。
相手の話を引き出す能力が高い女性は「一緒にいて楽しい」「また自分の話を聞いてほしい」と思ってもらいやすく、自然と指名や来店頻度も上がる傾向があります。
相手にたくさん話してもらうコツは、まずしっかりと話に耳を傾け、合間に「それでどうなったんですか?」「すごい!もっと聞かせてください!オチまで!」とリアクションを取ることです。
うなずきや「へぇ〜」「なるほど」といった相槌もタイミングよく入れることで、「この子は自分の話をちゃんと聞いてくれている」という安心感を与えられます。
会話上手なベテランは、お客さんがほしいタイミングで相槌を打って、自然とお客様がどんどん話してくれる雰囲気を作っています。
引き出し上手になるためには、単純に質問をして終わるだけでは盛り上がりにくいです。
例えば「お仕事は何されてるんですか?」といっても「○○ですね。」と言われたら「そうなんだ…(無言)」で終わってしまうことも。質問に答えてくれた後に「え〜カッコいい!私めっちゃ憧れるんですよねその仕事」と掘り下げていくと、お客様は色々と語ってくれることも多いです。
土方だったら「え〜そうなんだ!現場やって汗かいてる姿って職人って感じでカッコいいですよね。」なんてリアクション取ってあげるとお客さんは嬉しくなります。
また、自分が知っている話題でもあえて「そうなんですね!実は全然知らなくて…教えて下さい(笑)」なんてフランクに話すと、男性は得意げに詳しく教えてくれるものです。
お客さんは楽しくなってくると話す量が増えます。どんどん自分の話をするようになってくると、それは楽しい証拠。どんどん引き出して話を聞いてあげましょう。
スナックバイトで容姿いじりをされた場合の対処法
どんなに気をつけていても、一部のお客さんから容姿いじりをされる場合があります。
しかし対応の仕方次第ではエスカレートしてしまったり、その反応に快感を覚えてしまうタイプの男性もいます(やだ!と言われることに快感を覚えるタイプ。◯ねば良いと思います)。
それらへの対処法についてまとめてみました。
①笑いで返す
からかわれた瞬間に、笑いで返す方法です。
例えば、体型いじりを受けた際に「生半可なデブじゃねえから、舐めんなよ!」と強気に言い返して笑いを取った例や「もうすぐ生まれそうだから面倒みてね」と返すなどです。
経験上、相手からいじりを受けた場合に中途半端に嫌そうな顔をしたり、逃げるような姿勢を取ると調子に乗ってエスカレートすることが多いです。
一番良いのは勢いのある大きな声で秒速で笑いを返すことです。
笑いで返せるといじりを受けた側が主導権を握り返す効果があります。「黙って飲み込むだけだとストレスが溜まるが、思い切り言い返すと楽になる」という感じですね。
またそうした返しをしているうちに「◯◯ってすげえな」と感心させ、いじりそのものがなくなるなんてケースも多々あります。人は尊敬した相手をディスることはできなくなりますからね。
笑いで返すことは自分を守る一つの防衛策であり、瞬時にいじりを終わらせる効果があるのです。
②周りを味方につける
容姿いじりを受けた際に、「私の顔ってそんなに変ですか?」と言って周りに助けを求めてみるのも効果的です。
容姿いじりをする時点で昭和の飲み方を未だに引きずっているか、あるいはコミュニケーションがまともに取れる相手ではないので、他のお客さんや先輩キャストに「顔の◯◯が変って言われたんですけど、そんなに変ですかね…?」と言っていくと「お前、マジで最低だな」「見た目いじるとか無理だわ」と他のお客さんやキャストが守ってくれることもあります。
どうしても自分ひとりでは対処しきれないことがあるので、信頼している先輩キャストなどがいたらすぐに報告してみましょう。ただし、徐々に慣れてきたら自分で自分の身を守る必要性が出てくるので、あくまで新人のときや、容姿いじりがあまりにしつこい場合にのみ行いましょう。
あんまりやりすぎると逆に周りから腫れ物扱いされるリスクもあるので、原則として自分で自分の身を守れるスキルを身に着けましょうね。
③思い切り強気で返す
何度拒否してもしつこいタイプの男性客には思い切り強気で返すのが効果を得ることもあります。
特に自分が嫌われていないと思ってる管理職サラリーマンあたりに効果を発揮しやすいです。
- 「なにそれ面白くない。」
- 「そういうの嫌いだからあなた一生NGで。さよなら」
といって一瞬でぶった切ると、「え、ちょっと待って、本当にごめん!許して!」と謝ってくることもあります。
ただしこれは、あまりに相手の容姿いじりがしつこい場合のみ。酒癖が異常に悪いタイプにこれをしてしまうとトラブルに発展する危険性もあるのでやめておきましょう。
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