スナックバイトに興味があるけど、仕事内容がイマイチわからず悩んでいませんか?
スナックはキャバクラのような接待の必要はなく、カウンター越しでのお酒やおつまみの提供がメインですが、何もわからないと不安が大きいですよね。
- 「お酒って絶対に飲まなきゃいけないのかな」
- 「カラオケ歌わなきゃいけないのかな」
- 「危険なことってないのかな?」
など、スナックは未経験でも始められる気軽さがあるものの、スナックならではの大変さもあります。もちろんスナックで働くことで得られるメリットもたくさんありますよ♪
そこでこの記事では「スナックバイトってどんな感じなの?」という疑問について詳しくお答えしてみました。スナックの仕事内容や魅力、またキツイと言われる部分についても詳しく解説していきます。
これからスナックバイトを始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
スナックバイトってどんな感じ?仕事内容を解説
まずはスナックバイトのイメージが付きやすいように仕事内容についてわかりやすく解説します。スナックの仕事内容をざっくり分けると以下となっています。
- 開店・閉店作業
- ドリンクの提供
- 接客
- カラオケ(聴く&歌う)
①開店・閉店準備
スナックの営業開始前にお店に来て開店の準備をします。
開店の準備はお店によって微妙に違いますが、ハウスボトルの補充をしたり、予約があったらカウンターや席にかわきやボトルをセットして置いておいたりします。
閉店作業は
- 洗い物(グラス、食器、灰皿)
- 掃除機がけ
- テーブルや椅子の拭き掃除
- トイレ掃除
- ゴミまとめ
などの基本的な締め業務です。キャバクラでは黒服のボーイさんがやってくれますが、スナックは全般業務を行うことが多いです。
②ドリンクの提供
お客様へのドリンクの提供をします。
ドリンクの提供はグラスに氷を入れ、お酒、割ものを入れて混ぜ、出来上がったらグラスの周りについた水滴を拭いてあげてお客様に提供します。
スナックは注文制ではないので、ドリンクが1/3以下になったら「お入れしますか?」と聞きます。お客さんによっては飲みきってから入れて欲しいなんて場合もあるため、お酒を入れるタイミングがわからない時は「入れますか?」と質問することが多いです。
ドリンクの提供をスムーズに行うためには、お店においてあるハウスボトルやボトルの種類を覚えておくことが大切です。特にカウンターにお客さんがたくさんいるとドリンクの提供が忙しくなり、会話がおざなりになってしまうこともあります。
会話を回しつつドリンクの提供もそつなく出来るようになってくると、スナックのキャストとして一人前になったと言えるでしょう。
③接客
スナックバイトの基本は接客です。なぜ男性客は居酒屋やバーではなく、スナックにくるのか?それはスナックに来て楽しく会話をしながらお酒を飲みたいからです。
この店に来ればママや女の子と楽しく呑めて仕事の疲れや嫌なことを忘れられる…そんな体験がしたいからこそスナックに行くわけです。
スナックのお客さんに対しては、常連さんには定番の話題を提供したり、新規の方の場合は好きな話題や雰囲気を探りつつ盛り上がるポイントを探していきます。
接客のコツは「話を聞きつつ盛り上がること」です。大半の人は他人の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしいと思っています。
特に男性の場合「認められたい」「優秀だと思われたい」「尊敬されたい」という自己顕示欲が出やすいため、相手のことを認めてあげることが大切です。
お客さんの話の聞き役になって掘り下げるような質問をしたり、相手を肯定してあげるような会話をすることで心地よい時間を与えられるでしょう。
④カラオケ(聴く&歌う)
カラオケを聴く、または歌ったりもします。
カラオケは相手の年代に合わせて選曲を変えたりすることが多いです。スナックバイト中のカラオケでは自分の好きな曲を歌うことはなく、お客さんの趣味に合わせて選曲をするのが基本です。
私(30代ボーイ)もカラオケを要求していただくことがありますが、自分の好きな曲を歌ったことは100日中3回くらいしかありません。お店の年齢層に合わせて選曲できるようになってくると、お客さんも盛り上がりやすいです。
カラオケを歌わなくてもOK?
スナックバイトの求人を見ると「カラオケは無理に歌わなくてもOK♪」という記載があったりしますが、現実では「ねえねえ歌ってよー」の要求が多いため、まったく歌わないのは難しいと思います。
歌いたくない場合は会話で相手を盛り上げて、カラオケの流れに持っていかないようにしましょう。
スナックバイトの仕事はきつい?理由も解説
スナックバイトには給与面や短時間勤務、シフト自由などメリットも多い一方で、その分の大変さもあります。以下では、大変だと感じるポイントと理由を挙げてみました。
①酔ったお客様への対応が必要だから
スナックバイトがキツイと言われる理由が「酔っているお客さんに接客をするから」です。例えばお酒を飲むことで気持ちが大きくり、下ネタが増えたり手や腕を触ったり、いきなり抱きつこうとしてくることもあります。
触られないように工夫したり、触られても気分を悪くさせないように交わす必要があるでしょう。酔ったお客さんの中には我を忘れてしまう人もいるため、キツイと感じることもあるかもしれません。
②雑務が多いから
スナックバイトは接客だけでなく、清掃や片付けなどの雑務も多いです。キャバクラなら黒服が後片付けや清掃をしてくれますが、スナックでは基本的に女の子も業務全般をするケースが多いです。
伝票記入やお会計などもしますし、領収書を頼まれたら自分で記入することもあります。バイトを始めて三週間くらいは仕事を覚えるのが大変に感じるかもしれません。
③人間関係に気を遣うから
スナックで楽しく働くためにはお客さんだけでなく、ママやキャストとの人間関係も大切です。ママやキャストに嫌われてしまうと、店内の立ち回りに支障がでてしまいます。
例えば会話に混ぜてもらえなかったり、悪態を付くお客さんばかり接客させようとすることも考えられます。
上手く立ち回るためにはママや先輩キャストを立てつつ会話をすることが求められます。
例えば接客してる時に
- 「◯◯先輩に丁寧に教えてもらってるので助かってます」
- 「ママ、仕事終わった後にLINEくれるんです、優しいですよね」
立て方をしつつ会話をすることが求められたりするかもしれません。ママや先輩キャスト、お客さんの三方を考えながら立ち回ることにキツイと感じることもあるでしょう。
スナックバイトの仕事は楽しい部分ある?魅力も紹介
スナックバイトには大変な面もありますが、それ以上に楽しい部分ややりがいもたくさんあります。以下では、その魅力について詳しく見ていきます。
①知識や経験が得られる
スナックでは、さまざまな職業や年齢層のお客様と接するため、会話を通じて新しい知識や視点を得られるでしょう。また同伴やアフターを通じて近隣の美味しいお店や飲み屋さんを知ることもあります。
お酒を飲むのが好きなお客さんは、美味しい飲食店も知ってたりするので、気づいたらかなり詳しくなっているかもしれません。
②短時間でもしっかり稼げる
スナックバイトは、顧客単価が高い商売のため短時間でも高収入が得られます。給与は利益に比例するためスナックやガールズバー、キャバクラなどのナイトワークは高時給になりやすいのです。
週に数回だけの勤務でも安定した収入を得られるため、学生や副業として働きたい方にも適しています。
日払いのお店もありますが、日払いだと手に入った瞬間に飲みに行って使い切るパターンもあるので気をつけなければいけません…(笑)
いずれにせよ効率よくお金を稼ぎたい方にとって、スナックバイトは理想的と言えます。
③お酒やカラオケが楽しめる
カラオケやお酒が好きな方にとっては、仕事中に楽しさを感じられる場面が多いのもスナックバイトの魅力です。仕事とはいえお酒を飲んだり、歌ったりするとストレス発散になりますよね。
特に相性の良いお客さんが来てくれた時は、まるで友達のような感覚でカラオケを歌ったり、お酒を飲んだりして楽しむことができます。
バイト歴が長くなってくると自分のお客さんが増えたり、悩み相談に乗ってくれるお客さんが現れることもありますから、楽しみながら働く時間も増えるでしょう。
スナックバイトが向いている人の特徴とは?
スナックバイトは短時間で高収入が得られる仕事ですが、向き不向きは存在します。以下ではスナックバイトに適している人の特徴を挙げてみました。
①相手に合わせた接客ができる人
スナックでは、お客様との会話です。
特に接客における会話では「お客さんに楽しんでもらう」というのが目的ですから、相手に合わせられるキャストが強いです。
なぜならスナックに来るお客さんは
- とにかくワイワイしたい人
- 静かに会話を楽しみたい人
- 悩みを聞いて欲しい人
など求めるものが様々だからです。相手に合わせた接客ができると、お客さんから見ても「この子と話すの心地よいな」と感じます。
スナックにおける接客で大切なのは心地よい時間を提供することです。相手の波長に合わせることで、自然と相性の良さを感じてくれるようになります。
とにかくお客さんが気持ちよく過ごせる雰囲気を作ることが大切です。
②リアクションが良い人
スナックでは相手の話を聞いたり、カラオケを聴くことがメインになるため、リアクションが上手い人はお客さんが付きやすいです。
例えばお客さんの話にお腹を抱えて笑ったり、ツボに入りやすいキャストはお客さんにとって気持ちのいい時間になります。
実際によくあるのは女の子がツボに入って笑いすぎて釣られたり、お客さんも盛り上がってどんどん面白いことをしようとする場面などです。
やはり反応が良いとお客さんも盛り上がりやすいので、滞在時間が長くなったり、再来店につながりやすい傾向があります。
③気配りが得意な人
スナックでは、小さな気配りや心配りが接客の質を大きく左右します。また気配りによってお客さんが威圧的になるのを防いだり、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
例えば、グループで来ているお客さんの中で会話に混ざれていない男性に上手く会話を回したり、途中途中で「いま◯◯円くらいなんだけど大丈夫ですか?」と会計金額の確認を入れるなどです。
また新規のお客さんの再来店時に名前や会話内容を覚えていたり、常連さんとのやりとりを話したり、とにかくできるキャストは気配りが細かいです。
気配りができるキャストがいると接客上のトラブルの大半を防ぐことができます。お店の中でよくある話題が「◯◯さんって、あなたにだけすごく優しいよね」なんて話です。
特定のキャストにだけ優しいのは、信頼の証であると考えられます。
細やかな対応ができる人は、自然とお客様から信頼されるようになります。人の気持ちを察する能力がある方には最適な仕事と言えるでしょう。
スナックバイトを始める前に知っておくべき注意点
スナックバイトを始める前に、いくつか確認しておきたい重要なポイントがあります。これを知っておくことで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
①労働条件を確認する
スナックでバイトを開始する前にかならず条件を確認しましょう。スナックバイトで後悔することの大半が「面接の時と話がちがう!」というもの。
募集要項に書かれたいた時給が最低時給ではなく、ドリンクバックも含めた時給なんてこともありえるため、働く前に確認する必要があります。特に近隣の店舗よりもやたら高時給なお店は念入りに確認しましょう。
大手の店だと雇用契約書を結んでくれる場合もありますが、契約書の内容をろくに読まずにサインをするのは辞めたほうがいいです。
労働条件が曖昧な場合は、遠慮せず質問しましょう。最初の段階で条件を詰めておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。
②生活リズムをなるべく保つ
スナックバイトは深夜勤務のため、生活リズムが崩れやすいので注意が必要です。特に翌日に予定がある場合は、勤務時間を調整してもらうなどの工夫をしましょう。
よくある悪い流れとしては無理して働いてストレスが溜まって散財してしまうことです。たとえば無理して働いて月15万円稼いだとしても、半分を散財したら7.5万円しか残りません。
それなら月10万円に抑えた方がストレスを溜めずに済むかもしれません。
③距離感に気をつける
スナックに来てくれるお客さんとの距離感を保つようにしましょう。
スナックの店内ではお客様と親密な関係を築くことが求められますが、それはあくまで仕事上の接客です。しかし男性客にとっては「俺のこと好きなのかな?」と思わせることもあり、距離を近づけすぎると勘違いさせてしまうことがあります。
例えばプライベートに踏み込みすぎたり、個人的に会うなどの行為は避けたほうが良いでしょう。個人的に会ってしまうとわざわざ店に行く理由がなくなってしまうからです。
また自宅がバレてストーカー気味になってしまうことも。スナックにおける仕事の価値とは、新規で来てくれた人を固定客にして売上に貢献することです。
距離感を上手く保ってキャストとしての価値を落とさないように気をつけましょう。
まとめ
スナックバイトは接客やドリンク提供などを通じて、お客様に楽しい時間を提供するお仕事です。
もちろんお酒を飲んだお客さんを相手に接客をするので大変な面もありますが、やりがいや魅力もたくさんあります。
また未経験でも始められ、高時給が得られるという大きなメリットがある一方で、接客スキルや気配りが求められる場面も多いです。トラブルを防ぐためにはお店の雰囲気を事前に確認したり、労働条件をしっかり詰めておくことが大切になるでしょう。
スナックバイトに興味のある方は、ぜひこの記事を参考にして、自分に合ったお店を見つけてくださいね!
コメント