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スナック・バー・キャバクラ・ラウンジの違いとは?業態ごとの風営法の違いも解説

この記事では「スナック」「バー」「キャバクラ」「ラウンジ」など夜のお店の特徴やそれぞれの違いについて詳しく解説していきます。

夜の飲み屋さんてお店によってキャバクラ、スナックなど色んな呼び方がありますが、実際に何が違うのかわかりづらいですよね。

また同じ業種でもお店によって雰囲気やキャスト、お客さんの年齢層が大きく違うことがあり、戸惑ってしまうことも。業種やお店の違いを理解することで、より自分に合ったお店を探し出すことができます。

そこでこの記事では、お店の業種ごとの特徴や違いについて詳しく解説してみました。あなたの飲みライフがより楽しくなるよう、目的に応じたお店選びができるように役立ててください。

スナック・バー・キャバクラ・ラウンジの違い

まずはスナック・バー・キャバクラ・ラウンジの違いについて以下にまとめてみました。

項目 スナック バー キャバクラ ラウンジ
お店の特徴 気軽に通えてキャストとワイワイ会話が楽しめる。 お酒やマスターとの会話が中心でカジュアルに過ごせる場所。個人営業が多い。 華やかな空間でキャストとの時間を楽しむお店 バーとクラブの中間で、落ち着いた高級感のある空間。
雰囲気 アットホームで親しみやすい 落ち着いた雰囲気 豪華でエレガント 静かで洗練された雰囲気
営業時間 19:00〜翌1:00 18:00〜翌3:00 19:00〜翌24:00 19:00〜翌3:00
客層 地元の常連客や中年層が中心。 20代〜40代の男女が多い。 富裕層やビジネスマンが中心。 ビジネスマンや富裕層。
値段相場 4,000〜5,000円
(60分)
3,000〜5,000円 7,000〜10,000円
(60分)
6,000〜8,000円
(60分)
キャストの年齢層 20〜50代 20〜40代 20〜30代 20〜40代
キャストの服装 私服やカジュアルな服装が多い。 スーツや白シャツなどの キャバドレスなどのエレガントな格好 エレガントなカジュアル。
時給相場 1,200〜2,500円 1,000〜2,000円 2,500〜5,000円 1,500〜4,000円

スナック・バー・キャバクラ・ラウンジのそれぞれの違いについて説明しておくと、バー以外の飲み屋さんでは女性のキャストが接客をしてくれます。ただお店によってカウンター越しの接客であったり、隣に座ってくれる場合があったりします。

またワイワイ楽しめるお店もあれば、一対一でじっくりと話したり、あるいは接客よりもお酒をメインで楽しめるお店もあります。

スナック・バー・キャバクラ・ラウンジの風営法の違い

スナック・バー・キャバクラ・ラウンジの風営法の違いとしては、かなりざっくり説明すると以下の通りです。

業態 風営法 特徴
スナック
  • 2号風俗営業許可
  • 深夜酒類提供飲食店営業
  • 深夜0時~6時の営業が可能
  • 薄暗い店内での営業が可能
バー
  • 深夜酒類提供飲食店営業
  • 風俗営業2号許可、又は3号許可
 
キャバクラ・ラウンジ
  • 風俗営業1号許可
  • 接待を伴う営業が可能
  • 深夜0時~6時の営業は禁止

最も多いパターンとして上記の許可証の通りかと思います。

キャバクラによく通う人なら「なんでキャバクラってお店閉めるの早いんだろう?」と思ったことがあるかもしれませんね。それは風俗営業1号許可の届け出をしているお店なので、深夜0時以降の営業ができないためです。

もし深夜0時以降の営業をしているお店があったらそれは無許可営業となり、違法店となりますので決して利用しないよう注意が必要です。

ちなみにすべてのお店が上記の業態の通りなのか?と言われると必ずしもそうではありません。

例えば「スナキャバ」と言われるお店では、スナックとキャバクラの中間に位置しており「風俗営業1号許可」が必要となります。

またバーでも二人で座れる個室が付いているなどの場合は「風俗営業3号許可」が必要な場合もあります。業態だけでなく営業スタイルによっても必要な届け出が変わる場合があるので、届け出に関する問い合わせは警察署に行くか、電話で聞いてみると良いです。

また風営法に違反している可能性が高いお店がある場合でも、警察署に連絡することで対応してくれるでしょう。

スナックとは?特徴を解説

スナックは、主にママや女性のキャストにお酒を提供してもらいながら、会話を楽しむことができる場所です。接客はカウンター越しがメインで、カラオケを楽しむこともできます。

スナックの特徴としては「みんなでワイワイ楽しめる」という点です。キャバクラやラウンジような個別的な接客というよりは、周りのお客さんも含めて会話をしたり、カラオケでお客さんみんなで盛り上がったりすることがあります。

お店の規模はあまり大きくなく、カウンター5~6席、テーブルが3~4卓ほどで営業されているのもみんなで盛り上がれる要因かもしれません。

また常連になってくるとキャスト全員から「おはよう」なんて言われるようになったり、馴染みのお客さんとして見てもらえるようになります。

他の飲み屋と比べるとスナックは人と人との距離が近く、温かみのある接客が特徴です。気軽に立ち寄れる場所として、多くの常連客の方が通っていますね。

ちなみにスナックの業態は「深夜酒類提供飲食店」となっており、営業する為には営業開始の10日前までに深夜酒類提供飲食店営業開始届を公安委員会に提出する必要があります。

深夜酒類提供飲食店を提出したお店では「午前0時~6時でのお酒の提供が可能になる」という特徴があり、つまりスナックはやろうとすれば24時間営業もできます。

ただ多くのスナックでは19時~深夜2時くらいの営業になることが多く、お客さんの間でも同じような営業時間の認識となっていますね。

スナックの料金システムについて

料金体系は時間制が多く、一定の時間ごとに料金が発生するシステムを採用している場合が多いです。飲み放題なら60分制、ボトルキープをしていれば氷代や割り物などが追加料金としてかかります。

またキャストドリンクもあり、女の子にドリンクをあげた場合はそちらも追加料金となります。スナックの料金については以下の記事を読んでみてください。

チャージ料やボトルキープといったシステムも存在し、客が好きなペースでお酒を楽しむことができます。スナックは、友人や同僚と気軽に訪れることができるだけでなく、一人でも立ち寄りやすい場所として、多くの人々に親しまれています。

バーとは?特徴を解説

バーは主にお酒を提供することを目的とした飲食店で、静かで落ち着いた雰囲気が特徴です。マスターとバーテンダーがお酒を作ってくれて、必要であれば会話に混ざったりもしてくれます。

バーの業態はスナックと同じく「深夜酒類提供飲食店」となっており、午前0時~6時までの酒類の提供をすることができます。営業時間は深夜からお店によっては早朝まで営業する場合もあり、スナックやキャバクラのアフターで使われることもありますね。

ただし、この「深夜酒類提供飲食店」では接待行為は禁止なので、隣の席に座って接客をすることはできません。つまりマスターやバーテンダーがカウンター席で隣に座ったり、テーブルに座って一緒にお酒を飲んだりはできないということです。

お酒の種類はビールやワイン、ウイスキー、カクテルなどの多種多様なアルコール飲料が提供されるほか、軽いおつまみや料理もメニューにあります。カウンター席が中心となり、バーテンダーが客の目の前でお酒を作る姿を楽しめるのもバーの醍醐味です。

お酒に関してはよくわからない場合でも「いつもは何飲んでるの?」「ウイスキーは平気?」など質問をしながら好みに近いドリンクを作ってくれたりするので、お酒に関してはかなり安心感があります。

またバーは、一般的に音楽や照明にこだわり、洗練された空間を演出しています。おしゃれで落ち着いた雰囲気なので友達数人で来たり、カップルでゆったり楽しむこともできます。

一人でバーに行ったとしても、カウンターでマスターと会話をする過程で隣のお客さんと仲良くなることもあるかもしれません。思わぬ出会いがあるのもバーの特徴かもしれませんね。

バーとガールズバーの違いは?

ちなみに「ガールズバー」もバーの一種ですが、女性キャストがメインのお店はお酒よりも女の子との会話がメインとなっています。

繁華街などで夜の街に看板を持って立っている女の子を見かけたことがあるかもしれませんが、どう見てもお酒作りに詳しい雰囲気ではないかと思います(笑)つまりガールズバーは女の子の接客を楽しむ場と考えて間違いないということです。

そのため「バー」の場合は男性のマスターやバーテンダーがメインと思っていいでしょう。

バーの料金システムについて

バーの料金体系は、注文したドリンクやフードの分だけ支払うシステムになります。

ガールズバーのように女性がメインのお店は飲み放題やセット料金制になりますが、バーは居酒屋などの通常の飲食店と同じだと思って大丈夫です。

バーには、おしゃれで都会的な雰囲気を求める客や、お酒に詳しい人々が集まり、特にカクテルやウイスキーにこだわりを持つバーテンダーの技術を楽しむことができる場所として広く親しまれています。

友達やカップルで来てお酒を楽しんだり、マスターやバーテンダーも含めて会話をしたりして、お酒と会話を楽しめるのがバーの特徴と言えるでしょう。

キャバクラとは?特徴を解説

キャバクラは、日本における接待型の飲み屋で、キャバ嬢と呼ばれる女性キャストが客と同席しながらお酒を提供し、会話や接客を通じて接待で楽しませてもらうお店です。

ちなみにキャバクラのような接待を伴うお店は「風俗営業1号許可」というものが必要で、この風俗営業1号許可を提出したお店は深夜の24時までの営業時間となります。

キャバクラでは、お客さんは指定された時間の中で、女性キャストとの会話やお酒を楽しむことができ、友人やビジネスの付き合いで利用されることもあります。

キャバクラは、豪華で華やかな内装が特徴で、薄暗い雰囲気の中できらびやかなドレスを着たキャストが接待をしてくれます。

お客さんはキャバ嬢が提供するお酒のサービスを受けながらトークを楽しんだり、時にはカラオケなどで一緒に盛り上がることもあります。女性キャストは、お客さんに対して丁寧に接し、会話を盛り上げてくれるため、どんな会話でも笑顔でノリよく対応してくれます。

キャバクラの料金システムについて

料金体系は時間制で、1セットあたりの料金が決まっており、時間が延長されるごとに追加料金が発生します。またスナックとは違い、キャバ嬢と一対一だったり、複数付いてくれることもあるため、比較しても割高です。

ホームページで料金を見ると「初回5,000円」と記載されていても、ワンセット内でキャストドリンクを2~3杯飲んだりすると8,000円~10,000円くらいかかります。

また女の子が密着してきたり、ボディタッチでドキドキしてしまい、言われるがままに延長している内にどんどん高くなっていくことも。

キャバクラではドリンク代や指名料も別途発生することが一般的です。またお店に行く前にキャバ嬢と食事やデートを楽しむ「同伴」も別途料金がかかります。

キャバクラは、華やかで非日常的な空間を提供することから、特に特別な夜を楽しみたい客や、接待の場として利用されることが多いです。

ラウンジとは?特徴を解説

ラウンジは、飲み屋の一形態で、落ち着いた雰囲気の中でお酒を楽しむことができる高級感のあるお店です。

スナックやキャバクラとは異なり、ラウンジはより静かで洗練された空間を提供しており、ビジネスや大人の社交の場として利用されることが多いです。

お店の内装は上品で、客はゆったりとしたソファ席や個室でリラックスしながらお酒を楽しむことができます。

ラウンジの業態と法律上の位置づけはキャバクラと同じく「風俗営業1号許可」の届け出をしており、営業時間は深夜0時までと制限があります。

ラウンジでは、女性スタッフが接客を行いますが、キャバクラのように積極的な会話やサービスを売りにするというよりも、落ち着いた雰囲気の中で丁寧にお酒を提供し、必要に応じて会話をするスタイルが一般的です。いわゆるホステスと少し似ている部分があるかもしれません。

そのため、騒がしい雰囲気ではなく、静かに過ごしたい客や、上品な空間でゆったりとお酒を楽しみたい人に向いています。

ラウンジの料金システムについて

料金体系はセット料金が基本で、時間制の場合が多いですが、キャバクラほどの料金は発生しないことが多いです。

予算的に言えばキャバクラよりも20%くらい安いと思っていいでしょう。ただし料金については一般的なラウンジなのか?高級ラウンジなのか?によって異なるので、詳しくはお店の料金を実際にチェックすることをおすすめします。

料金システム自体はキャバクラと同じなので、飲み放題を延長したり、キャストドリンクをあげ続けていると料金は高くなっていきます。

まとめ

さて、スナックやバー、キャバクラ、ラウンジの違いについて詳しく解説してみました!これらはお店によって業態が違っており、業態によってお客さん側の目的も異なります。

バーのように友達やカップルでお酒を楽しむという目的もあれば、スナックやキャバクラ、ラウンジのように「女性ありき」で盛り上がりたいという目的もあるでしょう。

ただし風俗営業許可1号店であるキャバクラ、ラウンジでは深夜0時までの営業となるため、深夜以降も楽しみたい場合はスナックやバーになります。

また地域によって繁華街にある飲み屋さんの種類も違うので、夜の街に繰り出す前にスマホなどで調べてみてくださいね。

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